
日頃クレーンやドリーなど多数オーダーを頂きまして誠に有難うございます。
このページでは今まで、経験してまいりました事を基に、制作関係者様にぜひお願いしたい事柄を書かせて頂きます。
今後、これらを実践していただくことにより、現場での効率やコストパフォーマンスがより一層高まると信じております。是非よろしくお願い致します。

最近、撮影の前の打合せや、ロケハンに特機部が同行できる機会が減ってまいりました。これは勿論我々の都合によるところも多いのですが、その他の理由で参加できない事も有ります。
そこで、私たちがロケハンに参加していないときに、ぜひやっていただきたい事柄を記します。
【ロケハン内容について】
まずコンテに基づいた機材の配置場所の問題です。
それらの要素は沢山ありますので、気づいたものを書かせていただきます。
- 1)設置予定場所への経路の確認。
- よくあるのが、どのようなカットを撮るのかを中心にしたロケハン写真は有るのですが
機材をセットする場所写真の無いことがしばしあります。
次ぎに、その場所までの経路の写真や図面が無いことがあります。
これらの情報不足により作業人員や時間のロスが生まれますので徹底した下見をお願いします。
- 2)設置場所の条件
- 機材を設置するとき、その地面がアスファルトなのか、砂、砂利、土、etcの情報が重要
になります。我々のグリップバンにも多少の養生材は常備していますが、それらが絶対的なものではありません。ブロックやウエッ ジで対処できる範囲でしたら問題も少ないのですがオープンロケの場合、致命的なリスクを背負うことがあります。
次ぎに地面の傾斜の問題です。いままで制作部さんからの情報で「現場はフラットです」と云う言葉に何度も騙されてきました。
だますつもりは無いのでしょうが、結果そのような事になったことが数多くあります。
つまり見た目でフラットという判断をしても実際にはそうでないことが多くあります。
一応ロケハンには水準器を携帯しておいていただきたいと思います。
- 3)被写体について
- この場合、主に被写体の高さを意味しています。
人間の感覚では水平方向の長さの感覚は歩数やメジャーで図ることが出来ますので割合正確に判断できますが、垂直方向には大きく誤差の出ることがあります。
これも今まで随分経験してきました。実際図ることは困難です。したがって、そこでの撮影は実際やってみないと分からないことが多々あります。
しかしながら、一番困りますのは平然と「〇〇mあります」と言い切られることです。
数値を聞いた以上我々はそれらの数値を信じてしまいます。ぜひ判定がつかないときは「分からない」といってください。
もしこのような状況に遭遇された場合、なにか比較できるものと一緒に写真を撮って下さい。
ある程度でしたら計算できますので、撮影したときのデータも一緒に付け加えてください。
- 4)電源について
- 通常リモートコントロール撮影の場合、電源が必要になります。使用電力は約300w程度です。
シンクロ撮影の場合ゼネレターのノイズも無視できません。電源の確保にはあらゆる手段も有りますので現場に必要十分な電力が確保できるかどうかも調べてください。
- 5)駐車場の件
- 我々の車両は機材に応じて最大4tトラック又は2tトラックが参ります。
ハイエースクラスの車で済むことは非常に少なく、また同じハイエースでもスーパーロングクラスが参ります。
現場でのスムースな対応のためにはなるべく近いところに駐車場を確保していただけることをお願いします。
これは車両にバックアップ機材や部品を搭載していますので重要なことです。
- 6)道路使用許可申請は必ず!
- 大きい規模での撮影では今まで経験したことは無いのですが時折、無許可で撮影をされようとするケースに出会います。
カメラと三脚だけでしたら注意を受けたら直ぐに退散できるのですが、クレーンやレールはそう簡単に退散できません。
それだけで済めば良いのですが、取調べを受け挙句の果てはクライアント名や代理店名、プロダクション名までも出てきます。